2019年12月07日

囲碁入門激闘譜第8戦

【囲碁入門激闘譜第8戦その1】
対徳川家康

黒4_17白16_5黒4_3白16_16
黒9_16白4_10黒10_10白17_10
黒10_4白12_17黒11_16白13_3
黒12_4白13_4黒13_5白14_5
黒13_6白12_3黒11_3白14_6
黒14_7白12_5黒11_4白13_7
黒13_6白14_8黒13_8白15_7
黒12_7白14_7黒12_2白13_2
黒11_2白13_9黒12_9白12_8

黒11_8白13_8黒11_9白4_16
黒5_16白4_15黒5_14白4_14
黒4_13白5_15黒6_15白5_17
黒6_16白3_17黒4_18白5_18
黒5_19白3_18黒3_14白4_19
黒6_17白6_19黒6_18白5_13
黒6_14白3_13黒4_12白3_15
黒5_12白2_14黒6_13白3_11
黒3_12白4_11黒2_13白3_14


72手まで。以下つづく。

【囲碁誕生】

今から四千年以上も昔の紀元前二十四世紀ごろ、中国の聖天子堯帝と舜帝は 囲碁を発明して息子たちに教えた、と伝えられています。 もっとも、この話はあくまでも伝説であり、これを裏づける証拠は何もありません。 やがて紀元前七、六世紀になると、 『史記』や『論語』などの文献に囲碁に関する記述が現れます。 当時、碁は娯楽というよりはむしろ天文地象の占いや兵法の研究のために 用いられることが多かったようです。 また、碁盤の大きさは十五路盤や十七路盤が主流でした。

ゲームとしての囲碁のルールが現在のものに近い形になったのは 紀元前後であっただろうと考えられています。 唐の時代には今日と同じ十九路盤が本格的に使われるようになりました。 十九路盤の交点のうち、 中央の1点(天元=太極)を除いた残りの360個の点は 1年の日数(当時は360日とされていました)を表わし、 四隅はそれぞれ春夏秋冬を表わすと考えられていました。


【囲碁入門激闘譜第8戦その2】
対徳川家康

黒2_12白2_11黒1_14白1_15
黒1_13白4_8黒5_10白4_9
黒5_8白4_7黒5_6白4_6
黒1_11白1_10黒1_12白2_9
黒3_6白3_7黒3_5白5_11
黒6_11白6_10黒5_9白7_11
黒6_12白9_11黒7_10白8_11
黒10_11白12_10黒11_10白12_11
黒11_11白12_12黒11_12白7_12

黒7_13白9_12黒10_13白9_13
黒9_14白11_13黒10_12白8_14
黒10_14白11_14黒8_15白11_15
黒10_15白12_16黒11_17白12_14
黒12_18白13_18黒11_18白15_12
黒2_7白2_8黒3_10白3_9
黒1_9白1_8黒2_6白4_5
黒4_4白1_7黒1_6白3_4
黒2_4白3_3黒2_3白3_2


144手まで。以下つづく。

【囲碁の詩】


 「学問の神様」として有名な菅原道真(八四八−九〇三)は囲碁の詩を四つ書いています。

 一死一生争道頻 一死一生道を争うこと頻なり

 手談厭却口談人 手談 厭却す口談の人

 殷勤不懐相嘲哢 殷勤に懐ぢず相嘲哢することを

 漫説當家有積薪 漫しく説く 当家に積薪ありと

 二八歳のときの詩ですが、「手談」「積薪」(中国の名手)など、中国の古典にも詳しいことが分かります。やがて、さまざまな官職をのぼりつめ位人臣をきわめましたが、絶頂期に政敵らの陰謀によって大宰府へ左遷されました。後年、遺跡から数百個もの碁石が出土しましたが、道真が悶々として過ごした日々を慰めた碁石だったのかも知れません。


【囲碁入門激闘譜第8戦その3】
対徳川家康

黒4_2白2_2黒1_2白1_5
黒2_5白1_3黒1_4白4_1
黒5_1白5_2黒3_1白6_1
黒4_1白5_3黒5_4白6_3
黒7_1白5_7黒6_7白6_6
黒5_5白6_5黒6_4白7_4
黒2_1白6_2黒7_3白7_7
黒7_5白6_8黒7_2白6_9
黒7_9白8_10黒8_9白9_9  

黒9_8白8_8黒9_10白7_8
黒10_9白8_9黒7_6白6_7
黒8_4白9_7黒10_8白8_13
黒11_5白13_10黒13_19白14_19
黒12_19白14_17黒8_6白8_7
黒10_7白10_17黒10_16白9_17
黒8_17白7_15黒7_16白7_14
黒9_18白9_6黒9_5白11_6
黒10_6白12_1黒11_1白13_1

黒7_19白5_19黒10_18白17_3
黒14_4白14_3黒15_4白15_3
黒16_4白17_4黒16_3白16_2
黒パス白15_5黒パス白18_17
黒パス白17_13黒パス白18_7
黒パス白8_19黒7_18白2_10
黒8_18白パス黒パス 

241手まで
白(自分)の93目半勝ち。徳川家康に勝ったー!⭕徳川家康に勝ちたい者は並べろ並べろ、ハッハハハ。

【碁の力は局面評価能力と読みの力】


碁の力は大きく分けて2つあります。

1.局面評価能力


碁の着手は選択です。黒1手目は361の手の中から選択します。白2手目は360手の中から選択します。従って、着手した時点での評価が正しい事が、正しい着手を選択させるのです。これは、読みの力の協力が必要です。
この力は色々な局面で、他人から教わり、自分なりに考えることによって、自己の力としていきます。


2.読みの力


局面評価能力と読みの力により着手決定するわけですが、局面評価能力は知識であるのに対し、読みの力はイメージ力によります。
イメージ力という言葉が一般的にあるか知りませんが、将来の局面をイメージする力という意味に使っています。碁盤を見て頭の中で石を置く力ですね。この力は、知識ではありません。
この力は自分でつけるものです。知識と違うから、教えてもらう訳にはいきません。詰碁等実戦で現れそうな局面で、読むことを繰り返すことにより、力をつけていく以外に方法はありません。
格言等が、読みの助けになることは多少ありますが、読みは自分で訓練し、つけていくのです。
スポーツでいうと、体力、筋力が読みの力にあたり、フォームとか、サッカーやテニスでいうフォーメーションの知識などが局面評価能力にあたると思われます。
posted by たふなんど at 08:35| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする